赤くただれ皮膚はカビカビ。酷いときにはゾンビ状態。それでも容赦なくかゆみが発症する。そんな地獄の手湿疹を完治させる手段をご紹介したいと思います。
手湿疹は家事や炊事など水や洗剤を扱う作業によって手の皮脂が奪われ、荒れ始め激しいかゆみとともに容赦なく皮膚をゾンビ化させていく恐ろしい病です。家事が引き金となるその特性故、主婦湿疹とも呼ばれています。
手湿疹が辛いと言われる一番の特徴は猛烈なかゆみ。この痒みをどうにかしなければ完治への道のりははるか遠くです。
手湿疹のかゆみを抑えるステロイド薬「メディクイック」
【指定第2類医薬品】メンソレータム メディクイック軟膏R 8g
これはメディクイックという微量のステロイドが入った塗り薬です。軟膏タイプとクリームタイプの2種類があり、リンク先でどちらも選べるようになっています。
ステロイドは激しいかゆみを抑えたり、肌の炎症を鎮め傷ついた皮脂を治す効果を持っていますが肌本来が持つ自然治癒力を弱める副作用もあるためほんの少しだけ使用するのがポイントです。メディクイックの場合、ステロイドの量がほかの薬と比べて微量であり副作用がほとんどないという特徴を持っているため比較的安心して使うことができます。
一時、手湿疹が恐ろしいほどに悪化し、手をかきむしりすぎて火の海のごとく真っ赤に染まったときステロイドが微量ながらも入っているこの薬を使用することを決心しました。その頃の私の手は掻いても掻いてもかゆみが収まらなかったのです。あまりの辛さに涙しました。
その時使用したのがクリームタイプのメディクイックでしたが手のひらに塗った瞬間、すぅーっとかゆみと赤みが引いていきました。恐ろしいくらいに自然にかゆみが消えたのです。久々に訪れた平穏によって私は涙しました。それから一週間、私はこの薬を使用し続けその間一切、手を掻きませんでした。
おそらく炎症を鎮める作用も持っていたのでしょう。赤く燃えた皮膚や表面の微細な傷も治癒していきました。
一週間経つと私の手はゾンビ状態から何とか普通の肌の状態に戻りました。その時点で薬の使用を止め、一年肌を掻かずにいると肌はすっかり綺麗になっていました。
今は梅雨に入ったせいでちょっと荒れてしまいましたがこんな感じ!
メディクイックはステロイドが入っているのが嫌だったのですが、調べたところ入っているステロイドは微量で強いステロイド薬のように依存性や副作用はほとんどないとの情報がありました。
薬剤師がおすすめする湿疹の薬もメディクイックしかありませんでしたのでこれを使用するようになりました。
かゆみによって治りそうもない人は検討してみてもよいかもしれません。その際、以下の仮説を知っておくといいです。
手湿疹のかゆみが発症する条件と治るために必要な仮説
手湿疹との戦いのなかで私は手湿疹のかゆみを引き起こす条件と、完治させるために必要な仮説を出しました。
- 手湿疹によってただれた肌は目に見えない小さい傷が無数にありそれがかゆみを発生させている。
- 肌を掻くことで無数の小さい傷が広がりかゆみの範囲が広がっていく。
- 掻いた傷から体液が出、それが傷にしみてまたかゆみを引き起こすスパイラルに陥る。
- 手湿疹を完治させるにはかゆみの元となる微細な傷を完治させる必要がある。
- 微細な傷は肌を掻かないことでゆっくりと自然に治っていく。
この5つの仮説を元に、かゆみに耐え抜いて皮膚にできた微細な傷を完治させるという目標を定めました。
微細な傷が完全治癒するほど肌を元の状態に戻せば自然とかゆみもなくなり手湿疹も完治すると考えたのです。
また真っ赤に晴れ上がり表面がボロボロになった手の平は、完治すればかなり綺麗な状態になります。保湿や手袋の着用によって下手すると手湿疹を発症する以前よりも美しい手になることもあります。
手湿疹に屈せず最後まで諦めないことがポイントだと思います。
【指定第2類医薬品】メンソレータム メディクイック軟膏R 8g